本文へ移動する
筑波大学
文字サイズ
標準
拡大

CEGLOC

グローバルコミュニケーション教育センター長挨拶

グローバルコミュニケーション教育センター長 あいさつ 臼山 利信

 『『『『『臼山センター長』の画像』の画像』の画像』の画像』の画像 グローバルコミュニケーション教育センターは、英語でCenter for Education of Global Communicationと言います。学内では、通称CEGLOC[seglok] (以下、CEGLOC)という略称で親しまれています。

 CEGLOCは、本学学群生の共通科目の言語教育を担っている組織です。具体的には、基幹教育としての外国語教育(英語、初修外国語:ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語、スペイン語、朝鮮語)、日本人学生の国語教育、留学生の日本語教育を行っています。

 CEGLOCの使命は、研究型大学である本学の理念を踏まえ、(1)学生のアカデミックスキルを高める言語教育、(2)学生のキャリア支援としての実践的な言語教育を提供することです。(1)では、学術研究活動に役立つリーディング、ライティング、プレゼンテーション、ディスカッションなどの技能を向上させることを目指しています。(2)では、4技能(「読む」「聞く」「話す」「書く」)をバランス良く伸ばすことで、現実社会の活動に役立つ言語コミュニケーション能力の育成と向上を目指しています。

 CEGLOCの言語教育の特徴は、3つの言語教育、すなわち、外国語教育(英語、初修外国語)、日本人学生の国語教育、留学生の日本語教育をそれぞれ切り離して捉えるのではなく、それらの相互の連携を意識した言語教育を通して、学生の学術的・社会的な言語運用能力を総合的に伸長させることを志向している点にあります(トライリンガル教育)。

 3つの言語(例えば、日本人学生にとっては日本語・英語・初修外国語、非英語圏出身の留学生にとっては母語・英語・日本語)を統合的な意識づけの下で学習させる最大の利点は、それぞれの言語を客観視し、相対化できることです。日本語と英語に加えて、英語以外の外国語を学ぶことで、それぞれの言語構造の違いや言語形式の特徴などに注意が向くようになります。例えば、英語の語順が固定的なのは、語順の自由な日本語やロシア語などと違って、文を構成する要素間の関係を示す格表示形式が存在しないからだと容易に気づくことができるわけです。

 

a)太郎さん花子さん愛しています。

b)太郎さん愛しています、花子さんを。

c)花子さん太郎さん愛しています。

d)花子さん愛しています、太郎さん

e)愛しています、太郎さん花子さん

f)愛しています、花子さん太郎さん

(下線部は日本語の格助詞)

 

 このように、3つの言語を客観視できるようになることで、それぞれの言語表現をより深く理解できるようになり、その相乗効果で総合的な言語能力が向上する契機となるのです。また、3つの言語への眼差しの変化と理解の深化は、必然的にそれらの言語が使用されている社会、人々、そして文化への関心とそれらの学習へとつながっていきます。3つの言語圏のものの見方、考え方、感じ方の客体化と相対化への意識と理解がより深くなっていくことで、多様な価値観を持つ人たちとのコミュニケーション力も高まっていくと考えられます(人間と文化の多様性の尊重)。ここにも3つ(以上)の言語の学びを通して総合的な言語運用能力を高める意義があるのです。

『センター長挨拶図』の画像

 ところで、世界のあらゆる分野の活動が相互に結びついているグローバルな現代社会においては、英語による高いコミュニケーション力が求められるようになってきています。近年、学術の世界ではその傾向が特に顕著になっています。そうした背景などからCEGLOCは、共通教育としての英語科目(「English Reading Skills I/II」「English Presentation Skills I/II」)の開設に加えて、学生の英語コミュニケーション能力の強化に寄与する取り組み(1年次生及び3年次生対象のTOEIC-IP試験の実施、 TOEFL対策科目「TOEFL Practice I/II/III」「TOEFL Preparation」「TOEFL Academic English I/II」の開設等)にも注力しています。

 また、本学の正規課程で学ぶ、あるいは交換留学生などの非正規生として学ぶ留学生数が増加傾向にある現状等を鑑み、レベル別や学習目的別に細分化した日本語科目を数多く開設するなど、留学生の日本語教育の充実にも意欲的に取り組んでいます。さらに、国際社会貢献として日本語を学ぶ世界中の外国人が利用可能なオンライン日本語学習コンテンツを独自に開発・提供している「日本語・日本事情遠隔教育拠点事業」を強力に推進しています。

 現在、CEGLOCでは、コロナ禍によってオンラインの言語教育を余儀なくされており、オンサイトの言語教育で得られる効果が失われている、あるいは薄れている側面があるかもしれません。その点については、オンライン教育の試行錯誤の中で得た肯定的な経験と知見を生かした授業を心がけしていくことで補いたいと考えています。CEGLOCは、本学の教育理念に則り、大学・学生・社会のニーズを受けとめながら、今後も本学の言語教育の改善と強化に向けた努力を継続していきたいと思います。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは筑波大学CEGLOCです。

〒305-8577 つくば市天王台1-1-1

電話番号:029-853-2426 ファックス番号:029-853-6616

問い合わせフォームはこちら

アンケート

筑波大学CEGLOCホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。

Q.このページはお役に立ちましたか?
スマートフォン用ページで見る